パネルのような主要部材の値上がりは末端製品の売価と密接な関係にあり、末端製品の販売にも直接的な影響をもたらす。この為、末端製品の販売状況によってパネル需要の動向が明確に表されるといえる。
TRIの予測によると、2009年の大型パネル出荷量は4.6億枚に達し、年間成長率9.2%を達成すると見ている。こうした成長の大部分はノートPCと液晶テレビの需要によってもたらされるものだ。また、液晶テレビ需要の主だった成長は中国の「家電下郷(農村への家電普及プロジェクト)」によってもたらされることも留意すべきである。
一方、ノートPC製品向けパネル成長は、主にNetbook市場の拡大によってもたらされている。