【半導体】18年DRAMモジュール業者売上高、前年比4割増 トップ10統計 DRAMeXchange調査
2019-08-23 11:35:56
調査会社DRAMeXchangeは2019年8月21日、DRAMモジュールの2018年売上高が、前年比41%増の166億米ドルだったことを明らかにした。メーカー別売上高の首位は米キングストン(Kingston=金士頓)だった。(=文末に2018年DRAMモジュールメーカー売上高トップ10社)
18年のDRAMモジュール市場が前年比41%増の大幅な成長を呈した背景についてDRAMeXchangeは、18年上半期に汎用DRAMのスポット(現物)価格がコントラクト(契約)価格を2割以上上回り、業者に大きな利益をもたらしたことを挙げた。
また、DRAMモジュールの売上高全体にメーカー上位5社の占める比率は88%、上位10社では93%に達した。
メーカー別の売上とシェアでは、首位のキングストンについて、出荷の増加および製品価格の上昇による後押しで、売上高は前年比5割増と歴代最高を記録、シェアも前年の68.53%から72.17%まで拡大したと指摘。コスト・コントロールを有効に実施したほか、中国市場でもシェアをいっそう伸ばしたと紹介した。
2位は米Smart Modular Technologiesで売上高は前年から7割増、順位を17年の4位から上げた。3位は中国Ramaxel(記憶科技)で、売上高は前年から4割弱増加した。
【ソース:】TRI