【半導体】米、TSMCに補助金1兆円 識者「米企業優遇の疑念払拭も、取るに足らない額」
2024-04-09 12:09:03
ファウンドリ世界最大手の台湾TSMC(台積電)は2024年4月8日、米商務省との共同発表として、アリゾナ州フェニックスにおける同社の先進半導体製造プロジェクトに対し、米政府がCHIPS法の適用で最大66億米ドル(約1兆21億円)の補助金を提供すると表明した。また、TSMCが同州に2nm(ナノメートル)かさらに先進のプロセスを導入する第3工場の建設を計画していることも明らかにした。台湾の通信社『中央社』(同日付)によると、台湾のシンクタンク工業技術研究院(ITRI)産業科技国際策略発展所の楊瑞臨リサーチディレクターは同日、TSMCに対する米の補助金は、やはりCHIPS法で85億米ドル(約1兆2900億円)を獲得する米インテル(Intel)を下回るが、投資総額に補助金の占める比率は、TSMCが10%超で、インテルの8.5%を上回ると指摘した。
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【ソース:】TRI