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【産業動向】エヌビディアCPOの「隠れたサプライチェーン」台湾4社に市場注目
2025-03-25 10:27:48
米エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアン(Jensen Huang=黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が、2025年3月17〜21日(米国時間)で開いたイベント「GTC 2025」で、CPOスイッチを展示し、CPOのパートナーとしてTSMC(台積電)、フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)等の名前を挙げたが、台湾の市場では、名前の挙がらなかったShunSin(訊芯)、APEC(富鼎)、VPEC(全新)、WIN Semiconductor(穏懋半導体)の台湾系4社に「隠れたサプライチェーン」として注目が集まっているようだ。


台湾の大手紙『経済日報』(3月24日付)が報じた。同紙は、エヌビディアのフアンCEOがCPOのパートナーとして、ファウンドリの台湾TSMC(台積電)、EMS(電子機器受託製造サービス)の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)、封止・測定(パッケージ・テスト)の台湾SPIL(硅品)、光通信の台湾Browave(波若威)といった台湾系企業の他、光通信の米Lumentum、レーザーの米Coherent、ガラスの米コーニング(Corning)、光通信の米Fabrinet、光ファイバーのセンコーアドバンス(Senko Advance)、住友電工(Sumitomo Electric Industries)、受動部品(パッシブコンポーネント)の中国TFC(天孚通信)を挙げたと紹介した。

その上で、台湾の市場や業界では、エヌビディアの挙げたパートナーの背後に隠れている協力企業の存在に注目が集まっていると指摘。具体的には、フォックスコンのCPO業務を担当するShunSinとAPEC、Lumentumと同社が買収したCoherentのファウンドリパートナーであるWIN Semiconductor、シリコンフォトニクス(SiPh)産業川上でエピウェハー供給のVPECだとした。

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