経済日報によると、ウィストロンは25年4月2日、米国子会社 Wistron InfoComm(USA)Corporation(WIUS)の設立と、米国の土地及び建物の取得に最大5000万米ドルを投じる計画を公表。さらに今回、総額11億米ドルに及ぶ対米投資計画を明らかにした。
10項目の内訳は以下の通り。
(1)全額出資の米子会社WIUSに4億5500万米ドルを追加出資し、資本金を5億米ドルに増額。
(2)WIUS経由で1億1100万米ドルを上限にテキサス州ダラスWestportに土地と工場建屋を取得、7000万米ドルを上限に改修。
(3)WIUS経由で1億2000万米ドルを上限にダラスEagleの工場建屋を改修、4億1140万米ドルを上限に設備導入。
(4)米子会社WTXが1288万米ドルで、2025~30年にかけてダラス工場を賃借。
(5)墨子会社WIMXが、最大1670万米ドルでメキシコ・ワーレス工場を改修。
(6)墨子会社WIMXが2300万米ドルで、ワーレス新工場を賃借。
(7)台湾新竹工場に対する投資額を379億6000万NTドル(1NTドル=約4.7円)から391億4000万NTドルに増額。
(8)台湾内湖の新本社用地管理子会社 Wistron Asset Management へ170億NTドル増資。
(9)最大350億NTドルで、ウィストロン・ベンチャーキャピタル社を設立。
(10)保有するFormosa Prosonic Industries Berhad(FPI)の全株式6926万株を売却。
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