広運科技(蘇州)有限公司 黄楽人 総経理
企業名: 広運科技(蘇州)有限公司
英語名: KENMEC TECHNOLOGY (SUZHOU) Co., Ltd.
訪問者: 黄楽人 総経理
インタビュアー: Steven Tai 日時: 2008/03/14
筆者と黄総経理は、実は広告関係の仕事でお付き合いいただいており、今回のインタビュー申し込みにも快諾いただいた。 黄総経理も多分に漏れず日々忙しく仕事に従事されており、インタビューも忙しい時間の合間を縫って行われた。 私たちが約束の旧工場に到着後、黄総経理が運転する車で新工場まで移動。 途中、蘇州に赴任するいきさつや、蘇州工場が100人体制から1,000人規模に至るまでの経験などを色々お話しいただいた。 黄総経理は98年に初めて東莞に赴任されて以来、上海を経て一度台湾に帰国、その後05年より蘇州に勤務されている。
Q: 御社の経営の特徴をおしえてください
A: 黄総経理
PCやスマートフォンを始め、通信・ネットワーク関連製品の実装をメインに行っています。 スピードが求められる世界ですので、生産設備は最新式の松下製CM602/402を導入、自動化率を高めるとともに生産プロセスの改善に常に取り組んでいます。 今年4月にはMESシステムの導入も予定しています。
ソフトの面では従業員の能力が非常に高く、今まで労働争議などに発展するような問題にも幸い出くわしていません。 当社ではいわゆる人治管理から法治管理への転換をスタッフ一人一人に浸透するように教育を行っており、さらに自らが提案を行うよう従業員の創造知識強化、自己改善能力の育成、マナーの向上などに取り組んでいます。 結局、良い製品を作るにはそれを造る《人》のレベルを高めていかなければいけないと考えています。
Q: 新規顧客開拓はどのようにされていますか
A: 黄総経理
現在のところ、営業部分は台湾主導で行っています。 主要取引先も台湾企業が大多数を占めているということもありますが、中国顧客は未だほんの一部です。 潜在的に日系企業をはじめとする海外市場を開拓する、という意志はあるのですが、今のところ正直受動的です。 多くが顧客同士の紹介、という形で受注していることが多いです。 EMSOneのように、この業界に情報を絞って企業案内をしてくれるような媒体が今までなかったのも、EMS企業が一般にあまり知られなかった一因であると思います。
Q: 工場を蘇州に選ばれた理由は
A: 黄総経理
99年から、江蘇省呉中に工場を設立後、ずっとこの地です。現在も拡張工事を旧工場近くで行っていて、車で20分程度の場所です。 当面は低コストを求めてベトナムやその他の地域に移転する予定はありません。
Q: 大手EMS、Compalがベトナムに進出することに対しての考えは?
A: 黄総経理
ベトナムを例にとると、現在は服飾工場や関連アパレル産業にとっては適していると思いますが、電子産業については時期尚早で、今後の進展を見守っている状態です。 電子産業の場合、産業全体のサプライチェーンの完備が必要であり、その体制ができて初めて各種アッセンブリー工場が必要とされます
同時に、不慣れな地域、言葉の問題、文化的背景なども管理を行う上で難しい問題であり、その他の問題を引き起こす可能性もあります。
Q: 中国ではそれまでの外資優遇政策が徐々に撤廃されていますが?
A: 黄総経理
新たに施行される各種法規や政策に対する懸念は不必要だと思っています。 逆に、我々この業界で働くものにとって、これは正常な現象だと考えればいい。 なぜなら中国経済が過熱すれば政府は必ず温度を下げる措置を講じ、新たな政策を制定するはずだからです。
外資に対する特別税制の取りやめも、『公正な競争原理』を前提とすれば国内企業に対しても外資企業に対しても同様に同じ法規が適用されるのですから、外資企業だけが大きな影響を受けるはずはないのです。 私個人の考え方は、成功はチームワークにあると思っています。 一番大切なのは、『お客様の要求を最大限満たす』、というものです。 全てのことは人を介して行われます。 不景気の時でも大いに儲ける会社は依然としてあります。 私は当社の将来に対して楽観的に見ていますし大きな自信を持っています。
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