昶虹電子(蘇州)有限公司 尹新生 総経理

企業名:  昶虹電子(蘇州)有限公司
訪問者:  尹新生 総経理
インタビュアー: Steven Tai
日時: 2008/05/07


蘇州に工場を有する昶虹電子はEMS分野に力を注ぎ、国際大手メーカーのフィリップス、Kingston(キングストン)、LGなどの取引先と緊密な関係を保っている。親会社のLead Data(新利虹)はCD-ROM及びマルチメディア製品の世界的大手メーカーで、台湾CD-ROM制造業で最も競争力を備える大手企業だ。同社は積極的にOEM/ODM市場へ進出するため、子会社の昶虹電子設立へ投資した。品質の優れたテクノロジ製品の開発を続ける他に、技術上でもライバル社を抜きさり、傑出した品質を誇っている。競争優位を保つため、生産ラインの拡張と新事業の開発を絶えず行い、巨大な生産高によって同業界における優位を確保する。昶虹は去年のシンガポール市場への上場後、デジタルフォトフレームの顧客層を更に拡大した。同社の今後の経営と発展に関して、記者は昶虹電子の尹新生総経理に特別取材を行った。内容は以下の通りである。


Q: 貴社とは既に2年前から交流させていただいていますが、最近会社ロゴが新しくなりました。貴社の新しいコーポレート・アイデンティティ (CI)の意義について、ご説明していただけますか。

  A: 尹総経理
今回新たに定めたロゴは「高速発展、一流の品質」の意味を備え、「昶虹」が力強い結束力と急速発展に道びくことを象徴しています。製品の品質からサービスの品質、社員の団結から企業の経営理念に至るまで、積極的でねばり強い開拓精神とその原動力を表しています。ロゴの外観はスタイリッシュで躍動感に富み、同時にどっしりと構えた落ち着きを備え、昶虹の風格と当社製品の特性を表現しています。


Q: 昨年『昶虹電子』はシンガポール市場に上場しましたね。台湾で定められた「中国での投資額が会社の純価値の40%を超えてはならない」という制限の他に、貴社がシンガポール上場を選択した理由は何ですか。

  A: 尹総経理
シンガポールは健全、透明、且つ効率の良い市場を備えています。シンガポールでの上場は、我が社がグローバルなイメージを確立し、国際業務を発展させることに有利に働きます。また世界が公認するシンガポールの透明度や、優秀な企業管理から得られる利益も少なくありません。世界トップの国際ブランドを築く重要な要素として、資金を調達する以外に更に重要なことは、上場効果から得られるその他の利益です。例えば、お客様からの信頼を確立し、新規取引先を開拓し、国際業務のパートナーを引き寄せ、コミュニケーションを図ることが可能となります。我々はシンガポールの資本市場を利用して資金を調達し、さらにこの広範囲に渡る国際ビジネスネットワークの利用を開始し、より幅広い国際市場を切り開きます。


Q: 貴社は昨年のシンガポールでの上場後、発展ペースに勢いがついたように見て取れます。発展の途上では様々な困難があったと思いますが如何ですか。

  A: 尹総経理
上場後には、企業管理のどの面においても国際基準に従う必要があります。我が社は管理体制の変更に直面し、更に完備された企業管理を実行するために、管理観念の転換と管理人材の選抜・育成に積極的に取り組みました。


Q: 上場企業として、管理面で従来と異なる点はありますか。管理の執行力を貫徹するポイントを教えて下さい。

  A: 尹総経理
上場企業の目立った特徴の一つとして、企業の所有者と経営者、所有権と経営権の間に分離が発生することが挙げられます。企業運営の角度から見れば、上場後の長期的で効果的な発展の実現に向け、董事が十分な実行力、能力、メカニズムを備えて会社の経営と管理を監督することが最重要で、同時に会社全体も相応する執行力を有する必要があります。それを実現する最も適切な方法は、健全な企業管理構造を構築することでしょう。この構造は科学的な戦略を前提にし、同時に執行者の戦略に対する認知度を高め、執行過程で厳格な指導を実施することで、戦略の完全な執行が保証されます。


Q: 貴社の資料を見ると、華北と東北に4ヶ所の工場を設立されているそうですが、これらの地区に集中した理由を教えて下さい。

  A: 尹総経理
主な目的は取引先と地理的に近い場所でオペレーションを行い、ジャストインタイムで顧客にサービスを提供することです。これは我が社が今まで続けてきたことでもあります。実際には華北と東北の4工場の他にも、我々は2007年末にLGの求めに応じてポーランドに工場を設立しました。また今後は東芝、船井、TPV (冠捷)などの国際大手メーカーに向けて、専門的なEMSサービスの提供が可能となります。

 
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