今夏のTFT液晶パネル、大幅下落か
2008-06-27 17:40:41
『DisplaySearch』の発表したレポートによると、今夏にTFT液晶パネル価格が大幅に下落する可能性があるとしている。昨年より各メーカーが相次いで行っている生産能力拡張への投資が値下がりを促した可能性がある。
過去、特定の時期(例:2004年第2四半期~2005年第1四半期など)に、モニターパネルの価格が50%下落した例がある。市場の指針では、今年6月~7月の価格が顕著に下落することを示している。また値下がりのスピードは、夏を乗り切れば減速に向かう見通しだ。
『DisplaySearch』は、「今年第1四半期のモニターパネル出荷量は前四半期から増加したが、これは通常の季節パターンに反している。また、デスクトップPC市場の落ち込みが更に広がりを見せており、価格下落幅は一層大きなものとなるだろう」と指摘している。
また『DisplaySearch』は、LCDテレビ向けパネルの価格も非常に軟調なものとなっている、と指摘している。今年、世界的に有名なテレビメーカー各社より低価格機種が続々と発売され、新興ブランドとの間での価格競争を行っている。こうした低価格市場での競合が、パネル(特に32インチ)の値下げに一定の圧力を加えている。32インチテレビ用パネル価格は2007年にいったん上昇したが、42インチパネルの市場拡大に伴って価格維持が困難となった。
『DisplaySearch』はその他に、「パネル価格下落の影響は、早ければ7月のノートPC向け市場で顕著となるだろう」と予想している。同社のアナリストは、「確実な知的所有権を有しているパネルメーカーは、市場低迷期でも引き続き利益獲得が可能だ」としている。
【ソース:】TRI 【編集者:】Edward