【半導体】長江存儲の半導体エッチング装置、中国業者が9台受注
2020-01-15 09:34:31
中国のIT情報メディア『集微網』(2020年1月8日付)によると、半導体製造装置の中国AMEC(中微半導体)は同年1月2日、半導体エッチング装置を9台受注したと表明した。


集微網によると、AMECが受注したのは、19年9月に64層3D NAND型フラッシュメモリを中国で初めて量産化した半導体大手Tsinghua Unigroup(清華紫光集団)傘下のYangtze River Storage Technology(長江存儲)が導入する半導体エッチング装置。報道は、Yangtze River Storageが20年末に生産能力を単月6万枚まで拡大する等、中国がフラッシュメモリの国産化を進める中、中国の設備業者も出荷を伸ばしているとし、AMECでは19年に通年13台に過ぎなかったエッチング装置の受注を、20年は年明け早々の1月に9台獲得したと評した。

集微網は、AMECが先ごろ、5nm(ナノメートル)向けエッチング装置でも、台湾TSMC(台積電)のサプライチェーン入りに成功したと紹介。AMECの尹志尭・董事長兼最高経営責任者(CEO)が、3nm技術の研究・開発(R&D)に同社が1年前から取り組んでいるとした上で、21年初めに試作に取りかかるとのロードマップを示したと紹介した。

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    【ソース:】TRI