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【EMS/ODM】MS、メキシコのAIインフラ整備に13億米ドル 現地にサーバー工場のWiwynnと鴻海に市場注目
2024-09-26 22:29:29
米マイクロソフト(Microsoft)のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は2024年9月24日、メキシコシティで、同社がメキシコに今後3年で13億米ドルを投じて、AI(人工知能)インフラを整備することを明らかにした。台湾の大手紙『経済日報』(9月26日付)は、マイクロソフトのメキシコ投資が、AIサーバーの新たな需要を喚起するとし、現地にサーバー製造拠点を擁するEMS(電子機器受託製造サービス)の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)と、台湾ウィストロン(Wistron=緯創)子会社の台湾Wiwynn(緯穎)の受注増に市場の注目が集まっていると報じた。


Wiwynnのメキシコ生産について経済日報は、工場は北部チワワ州シウダードファレス(Ciudad Juarez)にあり、第3工場が24年上半期に量産化したと指摘。前工程のマザーボード製造と後工程のwhole cabinet server組立生産ラインがあると紹介した。

フォックスコンのメキシコ生産について同紙は、GPU大手の米エヌビディア(NVIDIA)のソフトウェア開発プラットフォーム「Omniverse」を採用して工場全体を3D仮想化する新工場の建設を、メキシコ中部ハリスコ州グアダラハラ(Guadalajara)で展開していると指摘。同社のメキシコ生産の主力はサーバーと自動車部品だが、グアダラハラ新工場の主力は、大口顧客のAIサーバー生産だとした。

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