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【産業動向】UMCとGFが合併検討の報道 背後の勝者はASIC設計の台湾SiS
2025-04-02 11:25:03
ファウンドリ世界4位の台湾UMC(聯電)と同5位の米グローバルファウンドリーズ(GF)が合併の可能性を検討していると『日本経済新聞』が2025年4月1日付で報じたが、これについて、UMCの地元台湾の大手紙『聯合報』は翌2日付で、GFが既に台湾経済部(経産省に相当)と接触し合併の承認を求めたとの情報が、台湾の市場や産業界に広がっていると伝えた。
聯合報によると、UMCの広報担当は1日、いかなる合併案件も進行していないと強調した。一方、同紙の伝えた台湾の業界筋は、GFがUMCとの合併を積極的に求めていると述べた。また、UMCの株主構成が分散しているとし、大量の株式を保有しているIC設計の台湾Silicon Integrated Systems(SiS=硅統)が、合併の際に重要な役割を果たす可能性があるとの見方を示した。SiSについては、ASIC設計サービスへの転換を積極的に進めているとし、GFとUMCの合併が実現すれば、欧米からの受注拡大が期待されるため、「背後の大勝者」になるだろうとした。
一方、台湾紙『経済日報』(4月2日付)によると、シンクタンク台湾経済研究院(台経院)の劉佩真・研究員は1日、GFとUMC合併で、ファウンドリ市場におけるシェアは9.3%となり、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)を抜き世界2位に浮上する可能性があると述べた。ただ、シェア67.1%の台湾TSMC(台積電)との間には依然、大きな差が存在するとした。
劉氏はまた、合併後にUMCが主導権を握る可能性は低いとし、仮にUMCがGFを買収する形となれば、市場には疑念が生じる可能性があると述べた。また、UMCは成熟プロセス分野において長い歴史と多くの顧客の基盤を持っており、台湾の半導体産業に対する貢献度は大きいとして評価されている企業だと評した。
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