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【EMS/ODM】エヌビディアCEO名指しの台湾系AIサプライチェーン一覧
2025-05-20 11:41:31
米エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアン(Jensen Huang=黄仁勲)最高経営責任者(CEO)は2025年5月19日、台湾台北の国際コンピュータ見本市「COMPUTEX 2025」(25年5月20〜23日)の講演で、同社のAI(人工知能)・データセンターに関するサプライチェーンのパートナー企業を公開した。台湾の大手経済紙『工商時報』(5月20日付)は、ウェハー製造からプリント基板(PCB)、封止・測定(パッケージ・テスト)、コネクタ・ケーブルまで台湾系企業が含まれたとし、グローバル市場に欠かせない「台湾製造」チェーンを構築していると評した。


工商時報によると、黄CEOが公開したAI・データセンター関連サプライチェーンは122社。うち台湾企業は約30社だった。AIエコシステムを4つに分類、各分野に世界トップクラスの企業を集結させた。

(1)計算・メモリ
主なパートナー:米クアルコム(Qualcomm)、米マイクロン(Micron)、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)、キオクシア(Kioxia)、中国InnoLight(中際旭創)、米マーベル(Marvell)、台湾TSMC(台積電)、台湾Unimicron(欣興)、台湾Tripod (耀華)、米Astera Labs等

(2)電源・パワーマネジメントIC
主なパートナー:独インフィニオン(Infineon)、米MPS、米オンセミ(ON Semiconductor)、ルネサス(Renesas)、米テキサスインスツルメンツ(TI) 等。

(3)封止・測定
主なパートナー:米アムコア(Amkor)、台湾KYEC(京元電)、台湾SPIL(硅品)

(4)コネクタ・ケーブル
主なパートナー:米Amphenol、台湾BizLink(貿聯)、台湾FIT(鴻騰精密)、台湾LOTES(嘉澤)等。



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