【液晶パネル】スマホ用パネル世界出荷、25年Q1は横ばい トップ5出荷枚数・シェア Sigmaintell調査
2025-05-23 12:17:56
調査会社Sigmaintell(群智諮詢)は2025年5月20日、25年第1四半期(1~3月)のスマートフォン用パネル(Open Cell)世界出荷が5億4370万枚と、前年同期の5億4350万枚からほぼ横ばいだったことを明らかにした。(=文末にスマホ用パネル、及びスマホ用有機EL<OLED>上位5社の出荷枚数・シェア一覧)
25年第1四半期についてSigmaintellは、中国でスマホを対象とする当局の補助金政策が始まったことによる後押しがあったものの、末端市場が販売の伝統的な閑散期に入ったことや、米国の関税政策の不透明さも重なり、スマホブランド各社では廉価モデルの投入やマーケティング戦略の強化に重点を置き、パネルをはじめとする部品の在庫積み上げを調整し始めたと指摘。結果、スマホ用パネル出荷は前年同期からほぼ横ばいで推移したと評した。
25年第1四半期の技術別出荷では、OLEDが1億9300万枚で前年同期から2.65%増の小幅な伸びを見せた。うち、フレキシブルOLEDは前年同期比5.9%増の1億3900万枚、リジッドOLEDは同5.8%減の約5400万枚だった。
液晶のアモルファスシリコン(a-Si)は同13.1%増の3億2700万枚、LTPS(低温ポリシリコン)は前年同期比63.8%減の2400万枚だった。
25年第1四半期のスマホ用パネル出荷シェア上位3社は、首位から中国BOE(京東方)、韓国サムスンディスプレイ(Samsung Display)、中国TCL CSOT(華星光電)の順だった。首位のBOEは、前年同期比5.7%減の1億3200万枚、シェアも同1.5ポイント減の24.3%に縮小した。TCL CSOTについてSigmaintellは、第8.6世代a-Si生産ラインで歩留まりの改善により、生産能力の拡張が続いたことで、前年同期比86.6%増の大幅な伸びを見せ、順位を前年同期より1つ上げたと指摘した。
OLEDの出荷シェアで首位はサムスンディスプレイで、前年同期比1.2%増の8100万枚と小幅に成長、シェアは同0.2ポイント増の14.9%だった。