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【EMS/ODM】孫正義氏、極秘に台湾訪問の報道 スターゲートのAIサーバー調達で鴻海等と協議
2025-05-26 12:07:20
台湾の大手紙『経済日報』は2025年5月26日付で、米オープンAI(OpenAI)、ソフトバンク(SoftBank)、米オラクル(Oracle)が計画する「Stargate Project(スターゲート計画)」が急ピッチで進行している中、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が最近、台湾を極秘訪問し、EMS(電子機器受託製造サービス)最大手のフォックスコン(鴻海精密=FOXCONN=ホンハイ)をはじめとする台湾系サプライチェーンとAI(人工知能)サーバーの調達に関する詳細を協議したと報じた。


同紙の伝えた事情に詳しい台湾の関係筋は、孫氏が、米トランプ政権やフォックスコン等AI分野の大物たちと深い関係を築いており、スターゲート計画を主導するキーパーソンになっていると述べた。

同筋は、スターゲート計画について、2029年までに米国内のAIインフラ分野に5000億米ドルを投入する計画で、初期投資として1000億米ドルを投じ、米テキサス州に10カ所のデータセンターを建設、その後、他州にも拡大する予定だと紹介。その上で、既に製造パートナー選定の段階に入っており、フォックスコンが大半のAIサーバーの製造を獲得する可能性が極めて高いとした。また、孫氏が先週、極秘裏に台湾を訪れ、フォックスコンを含むサプライチェーン関係者とAIサーバー調達について面談したと述べた。

一方、経済日報は、オラクルが400億米ドルを投じて米エヌビディア(NVIDIA)のAIチップを購入する計画で、うちAIスーパーチップ「GB200」40万個が含まれると報じた。また、テキサス州アビリーンに建設中のオラクルのデータセンターについて、スターゲート計画の一貫として建設され、OpenAIの大規模AI運用に活用される世界最大級のデータセンターになると伝えた。

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