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【産業動向】MLC NANDフラッシュ争奪戦の報道 サムスン撤退前倒しで 台湾メディア
2025-05-28 12:10:22
台湾の大手紙『経済日報』は2025年5月28日付で、マルチレベルセル(MLC)NAND型フラッシュメモリ(NANDフラッシュ)市場からの撤退を決めた韓国サムスン電子(Samsung Electronics)が顧客に対し、注文の受付を25年6月で終了する旨顧客に通知すると同時に値上げを実施して、事実上、新たな注文を受け付けない姿勢を見せたと報じた。その上で、サムスンの顧客が新たな調達先を急いで探しているとし、台湾系では唯一の供給業者であるMacronix(旺宏)が多くの受注を果たすとの見方が台湾市場に出ていると報じた。


経済日報の伝えた業界筋は、「サムスンは本来、25年下半期にMLC NANDフラッシュから撤退する予定だったが、これを前倒しした。顧客は急いで大量の在庫品を握るモジュールメーカーにサポートを依頼している」と述べた。

一方、Macronixについて同紙は、MLC NANDフラッシュのラインナップは2GB〜8GB、埋め込み型メモリ(embedded memory)の形式で出荷し、用途は自動車と医療が主力だとした。

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