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【液晶パネル】有機EL発光材料の市場規模、2025年は28億6000万米ドル
2025-06-06 10:14:41
有機EL(OLED)発光材料の市場規模が2025年第1四半期(1〜3月)、4億9000万米ドルに達したことが、調査会社の調べで分かった。通年では25年が28億6000万米ドル、29年に37億2000万米ドルになり、年平均成長率(CAGR)は6.7%を予想している。


中国のディスプレイ情報メディア『WitDisplay』(25年6月4日付)が報じたもので、調査したのはUBI Research。同日発表したレポートでUBI Researchは、25年第1四半期には、中国系パネル業者向けのOLED発光材料の売上高が、韓国系パネル業者向けを初めて上回ったと指摘。これは、韓国系パネル業者の需要が下半期に集中するとの特性からだとし、25年第2四半期(4〜6月)から米アップル(Apple)のスマートフォン「iPhone 17」とタブレット旅末「iPad Pro」向けパネルの量産が始まることから、25年下半期には韓国系パネル業者向けの売上高が、中国系向けを上回ると予想した。

さらに、25年通年のOLED発光材料の使用量では、韓国サムスンディスプレイ(Samsung Display)が全体の39.8%を占めると見込んだ。以下、韓国LGディスプレイ(LG Display=LGD)19.9%、中国BOE(京東方)13.1%だとした。また、韓国系の使用量は29年まで55%の水準が続くとの見方を示した。

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