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【EMS/ODM】iPhone 20周年モデルは全ガラス製 コーニングと鴻海Gtocが準備 台湾報道
2025-06-23 12:10:12
台湾の大手紙『経済日報』は2025年6月23日付で、米アップル(Apple)がスマートフォン「iPhone」の20周年モデルとして、2027年に全面ガラス製のiPhoneを投入するとの情報が台湾のサプライチェーンに出ていると報じた。ガラス大手米コーニング(Corning)の研究・開発(R&D)チームが台湾を訪問し、EMS(電子機器受託製造サービス)の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)傘下で強化ガラスの台湾Gtoc(正達)と協働して計画を進めているという。


経済日報の伝えた台湾のサプライチェーンは、アップルが「Glasswing」(透明な翼を持つ蝶)のプロジェクト名で、20周年モデルとして全面ガラス製iPhoneの計画を進めていると述べた。現行モデルのように金属筐と金属フレームは採用しない。搭載するOSは「iOS28」で、AI(人工知能)性能をさらに強化するという。

経済日報によると、うわさについてGtocは特定の顧客に対するコメントは控えるとしている。Gtocについて同紙は「iPhone 4」でリアカバー用ガラスを受注したことで有名になった企業だが、その後、iPhoneが金属筐体と金属製リアカバーを採用したことで近年はなりを潜めていると評した。

同紙の伝えた台湾の業界筋は、「アップルは最も早くガラスデザインを採用した携帯電話ブランドだ。ガラスを採用したiPhone 4はデザイン、質感が好評で、アップルファンの間では今でも人気がある。ただ、重量が重くなり、落下の衝撃に弱いため、アップルはその後、アルミ合金やチタンを筐体に採用している」と紹介した。

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