【車載】中国車載電池8社、サプライヤーへの支払い255日 自動車8社の182日上回る 中国メディア
2025-06-24 11:49:33
中国メディア『第一財経』は2025年6月24日付で、中国の自動車メーカー主要17社が、同11日までに、サプライヤーに対する支払いを60日以内にすることを約束する声明を出したが、この問題は自動車メーカーにとどまらず、中国の自動車産業チェーン全体に広がっていると報じた。とりわけ顕著なのがCATL(寧徳時代)をはじめとする電池大手で、支払期間は250日以上と極めて長く、かつ回収は早いとし、すなわち資金を長期間川上から借りてビジネスをする構造だと指摘した。(=文末に中国自動車産業チェーンの平均買掛支払・売掛回収日数一覧)
第一財経は、中国の自動車業界がTier1(一次サプライヤー)、Tier2(二次サプライヤー)、Tier3(三次サプライヤー)の階層構造だと指摘。中小企業は交渉で不利な立場にあることが多く、発言権の強い大手サプライヤーが下位企業を「搾取」する構造で、支払いにおいても長期の支払い期間が川上から川下に連鎖する現象が頻繁に見られるとした。
第一財経は、中国A株上場自動車大手8社について、2024年の売掛回収日数が平均66日だったのに対し、買掛支払日数は平均182日で、両者の差は116日に上ったとした。
その上で、A株上場電池大手8社について、24年の売掛回収日数は平均103日だったが、買掛支払日数は平均255日で、差は152日に達したと指摘。うち最大手のCATLは売掛65日、買掛259日で差は194日だとし、このことは電池大手が業界内で強い交渉力を持っていることを示すものだとした。
一方で第一財経は、A株上場自動車部品255社について、24年の売掛回収日数は平均142日、買掛支払日数は平均116日で、差は26日だと紹介した。
第一財経は、自動車サプライチェーンの階層構造は企業間の発言権の違いを生み、支払期間の問題はその表れでだと指摘。とりわけ、技術的な差別化が難しく競争が激しい中小のサプライヤーは、常に財務的圧力にさらされているとした。その上で、自動車産業の健全な発展は、完成車・部品大手・政策当局が一体となって取り組むべき課題だとの考えを示した。