工商時報によると、レポートで詹氏は、北米CSP大手の主要各社がAI演算需要の拡大を受け、設備投資を積極的に拡大していると指摘。具体的には、グーグル(Google)が2025年の設備投資見通しを750億米ドルから850億米ドルに引き上げたとし、サーバー投資の増加、納期の前倒し、データセンター建設の加速を反映したものだと分析、2026年についても設備投資をさらに増加するとの見通しを示した。
レポートはまた、エヌビディアが2026年のCoWoS需要見通しをこれまでの58万枚から59万5000枚に上方修正したのを受け、TSMCが26年のエヌビディア向けCoWoS-L生産能力を前年比31%増の51万枚に設定したと指摘。約540万個のAIチップを生産可能で、うち次世代アーキテクチャ「Vera Rubin」向けが240万個を占めると予想した。
また、エヌビディアの封止・測定(パッケージ・テスト)パートナーのうち、米アムコア(Amkor)は約6万枚のCoWoS-Rを受注、Vera CPU、GB10、N1X、自動車用チップに対応するとした。台湾ASE(日月光投控)はVera CPUのCoWoS-Rを担当し、約2万枚を受注するとした。
さらにAlchipについて、米アマゾン(Amazon)との共同開発によるAI ASIC「Trainium3」需要が急増し、2026年のCoWoS発注見通しを4万枚から5万枚に上方修正したと指摘。詹氏は、AlchipがTrainium3 XPUプロジェクトの主要パートナーとしてアマゾンから高い信頼を得ていると評した。
TSMCのその他の先進封止顧客については、米AMDについて、26年のCoWoS発注見通しを計8万枚に設定していると指摘。内訳はMI355向けCoWoS-Sが1万枚、MI400シリーズ向けCoWoS-Lが7万枚だとした。さらに、Venice CPUは2万5000枚のCoWoS-Lを使用、全量をASEが担当する予定だと紹介した。
米ブロードコム(Broadcom)については、GoogleのAI ASIC「TPUv7」向けにTSMCに対して8万5000枚、ASEに5000枚を発注予定で、計230万個のチップを生産可能だとした。また、米メタ(Meta)のMTIA 3 Irisチップ向けには5万枚のCoWoS-Lを割り当て、約50万個の出荷を見込むとした。
この他、米オープンAI(OpenAI)については、TSMCの3nmで製造するAI ASIC「Nexus」のため、約1万枚のCoWoS-Sを使用予定で、対応するチップ出荷量は約20万個に達するとした。
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