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【EMS/ODM】折り畳みiPhone、折り目解消に成功の報道 台湾メディア
2025-11-25 11:53:44
台湾の大手紙『経済日報』は2025年11月24日付で、米アップル(Apple)が開発中の折り畳み式(フォルダブル)iPhoneで大きな技術的進展があったと報じた。これまで競合他社の折り畳み式スマホで最大の課題とされてきた「画面の折り目」を解消し、真の意味での「折り目なしデザイン」を実現したとの情報が、アップルの台湾系サプライチェーンに広がっているという。


同紙の伝えた台湾系サプライチェーンは、iPhone組立最大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、折り畳み式iPhone専用の生産ラインを既に構築したと指摘。このことは、同製品が実験段階を終え、エンジニアリング検証と量産前工程に進んだことを示唆していると述べた。

折りたたみ式iPhoneの台湾系サプライチェーンについては、フォックスコン、カメラレンズのLargan(大立光)、ヒンジのSZS(新日興)、放熱のAVC(奇鋐)を挙げた。

一方、同紙の伝えた台湾の業界筋は、折り畳み式スマホが市場に登場して7年以上が経ち、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)、ファーウェイ(Huawei=華為)、OPPO(欧珀)、vivo(歩歩高)といった業者が毎年新機種を投入してきたが、画面中央に折り目がつくことについてはなお技術的限界とされていると指摘。その上で、アップルが折り目のない折り畳み機種を実現すれば、キラーセールスポイントになるとの見方を示した。

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