Site Meter
【産業動向】iPhone搭載DRAM、80〜100%値上げの報道 サムスンとSKハイニックス
2026-01-29 10:10:39
台湾の大手経済紙『工商時報』は2026年1月27日付で、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)と韓国SKハイニックス(SK Hynix)が、スマートフォン「iPhone」に搭載するモバイルDRAMの価格交渉で、米アップル(Apple)相手に80~100%の値上げに成功したことが、複数の韓国メディア報道で分かったと伝えた。その上で同紙は、台湾の市場や業界では、「iPhone 18」シリーズをはじめとする2026年下半期に投入する新型iPhoneの価格が上がるのではないかとの懸念が浮上していると報じた。


同紙によると、『ZDNet』『ETNEWS』等の韓国メディアは1月26~27日付で、サムスン電子とSKハイニックスが、DRAMの需給逼迫を背景に、26年第1四半期(1〜3月)のアップル向けLPDDR供給価格交渉で圧倒的に優位に立ったと指摘。その上で、サムスン電子の提示した見積価格は前期比80%増、SKハイニックスは100%増だったと報じた。

韓国メディアの報道を受け、台湾の業界筋は経済日報に対し、2025年に約2億5000万台のiPhoneを出荷したアップルは、これまでLPDDR市場における最大顧客の1社であり、大量発注を背景に、市場平均を下回る価格で年間の長期契約を結ぶのが通例だったと指摘。ただ、メモリ供給が逼迫している今、最大顧客のアップルも従来の強い交渉力を維持することが難しくなっていると評した。

経済日報はまた、サムスン、SKハイニックスとの今回の交渉でアップルが、例年のような通年の長期供給契約を結ばず、26年上半期分のみに留めたと韓国メディアが伝えたことについて台湾の業界筋が、26年下半期における再度の価格引き上げに余地を残したものだとの見方を示したと報じた。

【関連情報】

【携帯】26年スマホ世界生産台数見通し、前年比7%減に下方修正 コスト増影響 TrendForceレポート
【産業動向】サーバー用64GB RDIMMモジュール2000米ドル突破 サムスン80%値上げに現実味
【産業動向】2027年DRAM世界供給量、上方修正も マイクロンのPSMC工場買収で TrendForceレポート
【産業動向】車載用DRAMの供給リスク浮上 S&Pが調査報告
【産業動向】メモリ高騰、スマホやノートPCは仕様引き下げ不可避 TrendForceレポート

中国・台湾市場調査ならEMSOneにご用命ください。台湾のシンクタンク、TRI社との共同調査にて、最新の情報をお届けいたします。 先ずはこちらまでご相談ください。

※EMSOneでは日系企業様に向け、コストダウンに向けた各種アウトソーシングサービスの提案を行っています。EMS或いはODMを通じたコストダウンについては こちらをご覧ください。