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【EMS/ODM】AIサーバ製造クアンタ、売上高が単月・四半期の最高 26年3月
2026-04-09 11:50:52
ノートPC(NB)受託製造世界最大手で、AI(人工知能)サーバー製造でも注目を集める台湾クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)が2026年4月8日に公表した、26年3月の業績は、売上高が前月比68.3%増、前年同月比88.4%増の3628億300万NTドル(1NTドル=約5円)で単月の最高を更新した。26年第1四半期(1〜3月)は前期比26.71%増、前年同期比66.6%増の8092億2100万NTドルで、四半期ベースの最高を塗り替えた。


NB出荷は26年3月が前月比165%増、前年同月比8.16%増の530万台、26年第1四半期は前期比8.26%減、前年同期比7.41%減の1000万台だった。サーバーは公表していない。

台湾の金融情報メディア『Anue』(4月8日付)によると、26年第1四半期のNB出荷について、クアンタの幹部は同日、当初は26年第1四半期の出荷が前期比20%以上減少すると見込んでいたが、四半期末にあたって顧客が在庫積上げを強化したことや、顧客のNB新製品が市場から高い評価を得たこと等を背景に、予想を上回る結果になったと説明した。Anueは、クアンタが、米アップル(Apple)の廉価版NB「MacBook Neo」の独占製造パートナーだとし、この幹部が言及した新製品はMacBook Neoだとの見方を示した。

一方、AIサーバー事業についてこの幹部は、米エヌビディア(Nvidia)のAIスーパーチップ「GB200」から新世代「GB300」搭載サーバーラックへの世代交代を背景に、26年第1四半期はGB300サーバーラックの出荷がGB200製品を上回ったとし、次世代Vera Rubinプラットフォームもエヌビディアの計画に沿って展開されると述べた。また、また、AI ASIC搭載サーバーは、比較の対象となる前年の基準が低いことによる効果で大幅な成長が見込まれるが、単価が低いため全体に占める比率は限定的だとの考えを示した。

この他、DRAM価格上昇が顧客であるNB業者に与える影響についてこの幹部は、顧客毎に調達戦略は異なるとした上で、一部では価格の事前確定が可能だが、コスト吸収にも限界があるため、将来的には販売価格に転嫁することで、これが消費者の需要に影響する可能性はあると指摘。このため、26年第2四半期(4〜6月)及び26年通年のNB市場見通しについては不透明感が残るとの認識を示した。

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