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【携帯】オープンAI、AIエージェントスマホ2028年量産へSoC開発着手 組立は立訊 ウォッチャー指摘
2026-04-28 11:59:43
米アップル(Apple)のウオッチャーとして著名な天風国際証券アナリストのMing-Chi Kuo氏は2026年4月27日のX(旧ツイッター)投稿で、米オープンAI(OpenAI)が台湾MediaTek(聯発科)や米クアルコム(Qualcomm)等の携帯電話チップ大手と協働し、AIエージェント(AI agent)を中核とする新生代のスマートフォンに搭載するSoC(システムオンチップ)の開発に着手し、スマートフォンの概念を再定義する計画を進めているとの見方を示した。また、このスマホの2028年量産化を目指しているとした。


投稿でKuo氏は、オープンAIが自前のスマホ開発に乗り出す目的は、OSとハードウェアを全面的に掌握し、ユーザーに対して包括的なAIエージェントサービスを提供することにあると指摘。従来のようにアプリ(App)を個別に利用する形ではなく、スマートフォンがユーザーの目的達成を直接支援する存在に進化するものだと紹介した。

技術面では、同スマートフォンはクラウドAIとデバイスAIを高度に統合する設計だとし、デバイス側はユーザーのコンテキストを継続的に理解するため、低消費電力、メモリ階層管理、小規模モデルの効率運用がプロセッサ設計のカギになるとした。一方で、複雑かつ高負荷の処理はクラウド側が担うとした。

サプライチェーン構成についてKuo氏は、オープンAIがMediaTek及びクアルコムと協働してSoCの開発に着手したとし、2026年末〜2027年第1四半期(1〜3月)に仕様と供給体制を確定する見込みだとした。また、完成品ODM(Original Design Manufacturer=設計・製造の受託)の独占パートナーは中国LUXSHARE(立訊精密)で、2028年の量産化を計画しているとした。

LUXSHARE についてKuo氏は、米アップル(Apple)サプライチェーンにおける地位で台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)を超えることは難しいが、オープンAIとの案件により、次世代スマホ市場で主要な受益者になる可能性があるとの見方を示した。

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