新浪科技によると、Stepfunは近日中にAI端末ブランド、エージェントシステム、そして初のAIエージェントスマホを発表する予定。新浪科技の伝えた中国の業界筋は、StepfunのAIエージェントスマホはHuaqinが製造を手掛けるとし、双方の提携は単なるODMにとどまらず、ハードウェア設計、サプライチェーン統合、製品企画等、幅広い分野での連携だとし、Huaqinにとっても、AIエージェントスマホへの参画は、従来型ODM事業から技術パートナー型ビジネスへの転換に繋がるものであり、製品企画や開発段階への関与を深めることで、産業チェーンにおける価値向上や収益性改善が期待されるとした。
Stepfunについて新浪科技は、米マイクロソフト(Microsoft)でグローバル副総裁を務めた姜大昕氏が2023年に創業した企業で、智譜AI(Zhipu AI)、MiniMax、月之暗面(Moonshot AI)、零一万物(01.AI)、百川智能(Baichuan Intelligent)と並ぶ、中国AIの六大スタートアップ「六小虎」の一角を占めていると紹介。セールスポイントは「手堅い技術」で、コンシューマ向け単独アプリの開発のみならず、基盤モデル技術を中心に、法人向け(To B)、消費者向け(To C)、スマート端末等、幅広い分野への展開へと事業戦略を調整したと報じた。
一方、エージェントスマホについて新浪科技は、現在市場に出回っている、従来のスマホにAI機能を単に「上乗せ」しただけの「AIスマホ」とは異なり、設計思想が根本から異なると指摘。エージェント端末では、ユーザーが個別のアプリを操作する必要はなく、目的を伝えるだけでAIが状況を理解し、必要なサービスや機能を自律的に呼び出してタスクを完了することが期待されているとした。世界では米オープンAI(OpenAI)が2025年、新世代AI端末に関する計画を公表し、今後数年以内の製品投入を目指しているが、StepFunによる今回のAIエージェント端末取り組みは、中国企業によるAgentハードウェア分野への早期参入の一例として注目されているとした。
新浪科技によると、26年7月17~20日に中国上海で開催される「2026世界人工知能大会(WAIC)」では、中国バイトダンス(ByteDance=字節跳動)とスマホブランド中国ZTE(中興通訊)傘下のヌビア(Nubia)が共同開発した初のAIスマホを披露する予定。また、中国テンセント(Tencent=騰訊)の「WeChat(微信)」も26年6月時点で、複数のスマホ大手と提携し、A2A(Agent-to-Agent)アシスタント機能の提供を開始、これによりユーザーはスマホのAI音声アシスタントを通じて、WeChat上でメッセージ送信などの操作を行うことが可能になったと伝えている。
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