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【EMS/ODM】鴻海会長、「AI需要向け投資回収、産業川上から川下の全企業が不安」
2026-09-03 12:15:44
台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)の劉揚偉・董事長(会長)は2026年9月2日、同日台湾台北で開幕した半導体見本市「SEMICON Taiwan 2026(台北国際半導体展)」のフォーラムに登壇し、「今回この度のAI(人工知能)産業の急成長は、スピードと規模の両面で過去に例がないものだ」との認識を示した。一方で、急激かつ膨大な需要に対し、サプライチェーン全体が生産能力拡張の大きな圧力に直面しているとし、将来的にこれらの投資が回収できるかどうかに留意するよう業界に呼びかけた。


『経済日報』等の台湾メディアが3日付で報じた。それによると、フォーラムで劉董事長は、「需要がこれほど急速かつ大規模に拡大した経験は、AI産業をおいて他にない。単に速いだけでなく、極めて、極めて大きい」と表現し、「AI需要の急拡大によってサプライチェーンの川上から川下まで、すべての企業が生産能力の拡張を迫られている」と述べた。

一方で劉氏は、「サプライチェーン各社は設備投資を積極的に拡大し、増産を進めているが、将来的に拡張した生産能力から十分な投資収益を確保できるのかという不安を抱えている」と表明。AIの需要に迅速に対応するだけでなく、生産能力拡張の長期的な費用対効果を慎重に見極める必要があると強調した。

また劉氏は、AI産業の特徴として、「需要の立ち上がりが速いこと」と「需要規模が大きいこと」の2点を挙げた。企業にとっては、需要増加に合わせて迅速に行動し、生産能力を拡大しなければ、AI市場の成長スピードについていくことが難しい状況になっているとした。

経済日報によると、半導体が主題の見本市に登壇することについて劉氏はフォーラムの冒頭、「少し場違いな存在かもしれない」と冗談を交えつつ、「世界の約40%、あるいはそれ以上の半導体製品が必ずフォックスコンを経由しているという事実を忘れないでほしい」と述べ、半導体サプライチェーンにおける同社の存在感の大きさをアピールした。

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