工商時報の伝えた産業チェーンによると、2027年分の新規LTA価格は12インチエピウェハー(Epi Wafer)が15~25%の上昇、ポリッシュドウェハー(Polished Wafer)が40%以上(一部のティア2顧客では50%超)の上昇が見込まれている。
一方、同紙の伝えた台湾の市場関係者は、2026年第4四半期(10~12月)にはスポット(現物)価格が既存のLTA価格を上回る見通しであり、2027年の価格再交渉に向けた強力な下支えになると指摘。製品や顧客によって値上げ幅には差が生じ、エピウェハーは比較的緩やかな上昇にとどまる一方、ポリッシュドウェハーはより強い値上げ圧力を受けるとした。また、スポット価格の高騰が新たなLTAの再価格設定を後押ししており、2028年も供給の伸びが需要を下回る状態が続けば、コントラクト(契約)価格がさらに引き上げられる余地があるとの見方を示した。
市場関係者は、シリコンウェハーの値上げを後押しするコア要素として、需要面では「AIロジック半導体需要の爆発的増加」と「メモリ産業の大規模な増産」、供給面では「価格と出荷数量がともに増加すること」を挙げた。その上で、価格と出荷量の同時成長が期待される中、グローバルウェーハズ(GlobalWafers=環球晶)、FST(台勝科)、Wafer Works(合晶)等の台湾系シリコンウェーハー大手の今後の事業展開に、市場の注目が集まっていると述べた。
うち、グローバルウェーハズについては、12インチシリコンウェハーの出荷は2026年の1万1907 kWpmから2027年には1万6174 kWpm、2028年には2万1237 kWpmへ増加すると予想。2027年の平均販売価格(ASP)は前年比約32.6%増の122米ドル、2028年はさらに同36.9%増の166米ドルへと大幅に上昇する見通しだとした。
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