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【EMS/ODM】iPhoneにレンズ供給Largan会長「顧客が調達下方修正」 CPOはマイクロLEDベース技術に慎重
2026-10-09 12:17:33
米アップル(Apple)のスマートフォン「iPhone」へのレンズ供給で知られる台湾Largan(大立光)の林恩平・董事長(会長)は2026年10月8日に開いた投資家向け説明会で、スマホ関連の大口顧客の新製品需要の先行きについて、顧客は26年9月から既に部品調達量を下方修正しており、26年10月の新機種向け調達は同9月と同水準にとどまると述べた。一方、光電融合CPO(co-packaged optics)分野の取り組みについて、マイクロLED(MicroLED)をベースにしたマルチモード光ファイバーの将来性に対し、慎重な見方を示した。


『経済日報』『中央社』等複数の台湾メディアが10月8日付で報じた。Larganが同日公表した26年第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前期比14.53%増、前年同期比11.46%減の156億5100万NTドル(1NTドル=約4.9円)、売上総利益率は前期比7.20ポイント減の42.21%、税引後純利益は前期比11.0%増、前年同期比26.8%減の51億8200万NTドル、EPS(1株あたり税引後純利益)は39.62NTドルだった。26年1~9月期は、売上高が前年同期比2.12%増の448億6000万NTドル、税引後純利益は同9.76%増の159億7600万NTドルだった。

報道によると、大口顧客のスマホ新製品の受注先行きについて林董事長は、26年10月の需要は9月と同水準を維持するものの、下方修正分を補うには至らないとした他、26年11月以降の引き合いは減少すると予想した。また、現時点で2027年の受注動向は見通せない状況だとし、27年初頭には別モデルの新機種発売が控えているものの、顧客の調達のピークは既に過ぎたとの見方を示した。

CPO取り組みについて林氏は、目下、光ファイバーアレイ(FA)の製造を自社で担当し、外部から調達したマルチチャネルマイクロレンズアレイ(PMLA)と組み合わせ、光結合・組立工程を経てFAU(光ファイバーアレイユニット)を製造しているとし、今後は、基板(キャリア)への実装も含めたモジュール一式での出荷を目指していると説明。これにより、将来的な歩留まり問題の責任の所在(FA側かPMLA側か)が明確になるため、顧客から高く評価されているとした。

Larganによると、既に顧客1社でFA製品の認証を通過しており、10月にはFAUのサンプル提供プロセスについて協議を行う予定。また、2027年には顧客1社向けに、グレーティング結合(GC)方式によるFAの量産を開始する見込みだという。エッジカップリング(EC)方式についても現在顧客と共同開発中で、他の顧客とは2028年の次世代プロジェクトについて交渉を進めているとした。

一方、パネル大手の台湾AUO(友達)等が参入しているマイクロLEDを利用したマルチモード光ファイバー路線について林氏は、Larganは有望視していないと表明。マルチモード光ファイバーは太いため組み立てが容易な反面、消費電力が大きく、サイズも大きくなり、効率が劣るためだとし、同社は、製造が難しく付加価値の高いシングルモード光ファイバー(Single-mode Fiber)に注力し、自社の競争力をアピールしていく方針だと述べた。

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