【EMS/ODM】ファーウェイ旗艦スマホのサプライチェーン一覧 中核工程でほぼ国産化実現 中国メディア
2026-10-26 12:10:24
中国のテックメディア『集微網』は2026年10月25日付で、中国ファーウェイ(Huawei=華為)が同1日に発表した新世代の旗艦スマートフォン「Mate 90」シリーズについて、サプライチェーン構成に関する最新の分析記事を公表。7年前に40%未満だった同社旗艦モデルの国産化率は、現在では中核工程のほぼ全てで地場中国系がメインサプライヤーの地位を確立していると伝えた。
集微網は、Mate 90シリーズについて、半導体チップからディスプレイ、光学部品、高周波(RF)部品、構造部品、完成品組み立てに至る全システムにおいて、中国地場のサプライチェーンが統合的な検証を完遂した初めてのモデルになったと評した。その上で、このことは、単なる「国産代替」ではなく、JDM(共同設計製造)を中核とし、「主力+代替+バックアップ生産能力」をフレームワークとする成熟したサプライチェーン管理体制が確立されたことを意味するものだと評した。
記事は、Mate 90シリーズの主要分野における最も目立った技術的突破として、カメラ・光学システムを挙げた。カメラモジュール陣営は先代「Mate 80」の構成を踏襲しており、中国O-Film(欧菲光)がモジュールとレンズの双方を供給する中核を担っているとする一方、VCM(ボイスコイルモーター)分野では、中国New Shicoh Motor(新思考電機)がアルプスアルパイン(ALPS)に代わりサプライチェーンへの参入を果たしたと紹介。また、O-Filmが主力として供給する「睿影Z10」マグネット式(吸着式)外付けカメラモジュールについて、従来のスマホ光学の分業構造を再定義したとし、中国Union Opto(聯合光電)、中国YTOT(宇瞳光学)、中国Leading Optics(力鼎光電)といった従来の防犯カメラや車載光学メーカーがスマホ向けハイエンド光学市場へ参入し、既存の技術(光学設計、レンズ研磨、コーティング)を応用した独自の外付け光学サブサプライチェーンを形成したと指摘した。
COMSイメージセンサー(CIS)については、Mate 90シリーズのハイエンドメインカメラ及び望遠カメラには、中国SmartSens(思特威)のLOFIC構造CISが全系統に採用されたとし、特に「SCC85XS」は、全工程を中国国内で完結させた業界初の2億画素望遠センサーだと強調した。
その他、半導体チップについては、完全な国内完結型サプライチェーンを構築していると紹介した。