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【産業動向】AUO、台中工場2カ所を1860億円でTSMCに売却 クアンタへの桃園華亜工場売却は白紙に
2026-10-30 12:37:08
パネル大手の台湾AUO(友達)は2026年10月29日、台湾台中の中部サイエンスパークL7工場(第7.5世代工場)及びL5C工場(第5世代工場)を計388億NTドル(1NTドル=約4.8円)で台湾TSMC(台積電)に売却すると表明した。一方で同日、台湾クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)に197億NTドルで売却するとしていた台湾桃園市の華亜サイエンスパークのL3D工場及びL5D工場について、最終的に両社が合意に至らず、同社への売却計画打ち切りを決めたと公表した。


台湾の大手紙『経済日報』(10月30日付)によると、AUOの彭双浪・董事長(会長)は29日に開いた投資家向け説明会で、同日発表した工場売却を巡る決定に言及。TSMCへの売却を決めた中部サイエンスパークL7、L5C工場について、「この2カ所の工場は現在なお生産を続けている。今後、操業を停止してから行政手続きに入る」と述べた。さらに、予定する売却益185億NTドルの使途については、「マイクロLED(MicroLED)、光通信、AI(人工知能)関連の応用、半導体の先進封止(パッケージング)といった新技術の開発や将来的な量産に必要な設備に対する投資等に充てる」と述べた。また、「当社の資産活性化はこれで一段落を告げる」とした。

一方、クアンタは10月29日、7月末に公表していたAUO華亜工場買収を取り消したとし、理由として、工場施設の仕様や引き渡し時期でAUOと合意に至らなかったためだと表明した。その上で、今回の件が同社の業務に大きな影響を与えることはないと強調した。

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