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【EMS/ODM】鴻海、米テキサスで拠点さらに拡大 現地に第3世代型サイエンスパーク構築も
2026-11-02 11:55:08
台湾の金融情報メディア『Anue』(2026年10月30日付)によると、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)の劉揚偉・董事長(会長)は、台湾台北の南港展覧館で同日開いた年次イベント「Hon Hai Tech Day(HHTD)2026」終了後に記者対応し、米テキサス州ヒューストンに6棟の工場を保有しているが、拡張需要が続いていることから、同地の拠点拡大を継続する意向を示した。また、台湾の業界団体TEEMA(台湾電機電子工業同業公会)がテキサス州に計画する産業パークについて、TEEMAの理事長を務める劉氏は、サプライチェーン企業の誘致から始め、幅広い産業サプライチェーンと完全な生態系(エコシステム)を備えた第3世代型サイエンスパーク構築を目指す考えを示した。


Anueによると、取材で劉董事長は、これまでテキサス州におけるAI関連の建設プロジェクトは主にLevel 11(高度なシステム統合)およびLevel 12(ラック単位での完成品納入・グローバル物流)に集中しており、関連サプライチェーン企業の進出はまだ本格化していないと指摘。その上で、これによりTEEMA産業パークでは、まずサプライチェーン企業の誘致から取り組む方針だと述べた。テキサスを完全なサプライチェーンを備えた第3世代サイエンスパークへと発展させるとし、初期段階では、冷却モジュール、ケーブル・コネクター、プリント基板(PCB)といった基礎部品から始め、その後、他のモジュールやシステム構築へと拡大していく計画だとした。

劉董事長は、今後の製造サービス業は地域化の方向に進むと見られることから、フォックスコンは米国市場に加え、欧州でも拠点拡大を積極的に推進しており、約5年前から欧州の生産・事業運営拠点にポーランドを選定したと指摘。高い柔軟性と迅速な対応力、人件費や労働特性が台湾と類似している点が進出の決め手になったと説明した。

対ポーランドの投資戦略について劉氏は、従来型の外国直接投資(FDI)モデルではなく、BOL(Build、Operate、Localize:構築・運営・現地化)モデルを推進する方針を明らかにした。現地パートナーであるEMPと連携し、電気自動車(EV)事業の構築、運営、現地化を共同で進めることで、ポーランドが独自のEV産業を段階的に確立できるよう支援してく意向を示した。

グローバルな生産拠点の配置について劉氏は、中国における同社の事業は近年も減速していないと強調。他国での拡大はすべて売上高の上乗せ分であり、「中国からの撤退」ではないと説明した。インドでの展開は主に現地市場向け、米国及びメキシコは現地のAIサーバーラック需要に対応するものだとし、今後はポーランドでも部品出荷を増やすなど、製造業の地域化トレンドを反映させた戦略を展開していくとした。

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