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【台湾】 フォックスコン郭台銘董事長、更なる成長に自信を示す
2009-02-02 12:57:18
台湾最大の民営企業であるFOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)は春節前の1月23日、台北アリーナ (TAIPEI ARENA)で2008年の忘年会を開催した。同社董事長の郭台銘氏は挨拶に際して昨年度の運営実績を報告、「2008年の売上高は1兆4700億NTドル(約4兆1900億円)に止まり当初目標の30%成長を達成することは出来なかったが、前年比約20%の大幅成長となった。昨年の経済衰退の環境の下、すばらしい成績を上げたといえるだろう」と表明した。


郭台銘氏は、「2008年は政治、経済、スポーツ等の各方面において人々に深い印象を与える一年であった。こうした環境変化に対応するべく当社も革新を進めると同時に各テクノロジー分野への投資を行って2009年の逆境に逆らって更なる成長を達成するための準備を進めていく」とし、これまでと同様に攻めの姿勢を明確に示している。

また同社はこれ以前、取締役会を繰り上げて行うとの発表を行っているが、郭台銘氏は、「2008年の経済情勢は非常に不安定で、状況は悪化の一途を辿っているが、様々な噂に対しては実際の数字がこれを消し去ることだろう。当社の成績は自信を持って株主を満足させることが出来ると同時に、取締役会を繰り上げて開催することで従業員への利益配分が明確になり、皆がより一層業務に没頭することが出来るだろう。」と表明した。

郭台銘氏は経済情勢について、「雲の厚さは窺い知れないほど深く」、「底が見えないほどに水は深い」と語っているが、一方では「取締役会を今年4月に繰り上げて開催する要因の一つは、すべての高級幹部が2009年第2四半期及び第3四半期の市場回復に備えて各方面での準備を十分に進めるためだ」と明かしている。

郭台銘氏は昨年末、「景気の悪化は皆が予想しているより3倍悪くなる」とのコメントを発表しているが、今回のコメントにあるように第2四半期、或いは第3四半期に回復するという見通しを描いているのかどうかについての明確なコメントは発表していない。

フォックスコンは数年前からコスト高や人材獲得難を理由に、それまで深セン市龍華に集積していた各部門を内陸部に徐々に移転してきた。更に業務分野もこれまでのPC、携帯電話、ゲーム機のEMS業務に加えバイオ、医療、自動車、太陽エネルギーなどの新分野開拓を進めるなど、常に数年先の流れを見据えた投資を進めてきた。今回の郭台銘氏のコメントにある「第2四半期、或いは第3四半期の市場回復」とは、既存の市場が回復するという意味合いではなく、不況に際して各国政府が打ち出している新エネルギー分野などへの公共投資を見据えての、新規ビジネスの興隆を予想したコメントであると推察される。

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【ソース:】TRI    【編集者:】Edward