RECHI総経理の劉金錫氏は、「当社の新型インバータコンプレッサは、既に日系、中国系の大手ブランドの各種品質検査をパスすることに成功した。出荷は第3四半期にも開始される見通しだ」と表明した。しかし、同社は具体的な顧客名については公表していない。
同社のインバータコンプレッサ生産拠点は台湾の観音にあり、今年の生産能力は約30万台である。しかし、国際大手からの受注拡大に伴って生産ラインの拡張を計画中で、来年の生産能力は150万台に大きく拡大する可能性がある。
劉金錫氏によると、同社は既に日系1社の品質試験をパスしており、現在は新たに日系2社向けにサンプル送付を行っているという。今後、各社との詳細の詰めを行って採用が拡大すれば、同社の知名度は一気に高まるだろう。
また、同氏によるとRECHIのインバータコンプレッサは、2010年省エネ基準値(APF)への対応も済ませており、日系主要メーカーとの競合でも十分な競争力を持っているという。
RECHIの2009年度コンプレッサ出荷量は530万台前後を予想し、昨年実績の723万台からは大きく下落する見通しだ。こうした理由について同社では、「金融危機による影響」と見ている。
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