Abilityの5月営業収益は前月比7.7%減の25.05億NTドルとなり、昨年同月比1.57%減、2009年1月-5月の累計では前年同期比18.82%減の104.42億NTドルとなった。金融危機で市場が縮小する中、同社の業績はトップクラスといえるだろう。
一方、Altekの5月営業収益は前月比2.54%増の10.62億NTドルとなったが、昨年同月比では51.36%の大幅減となり、2009年1月-5月の累計でも40.4%減の56.58億NTドルと大幅な減少となっている。
Ability関係者は、「毎月の営業収益減少幅は、3月の40.43%減から4月には6.05%減、5月には1.57%減まで縮小している。出荷量も第2四半期は315~330万台に達し、第1四半期の208万台を加えれば、上期の合計は昨年同期の600万台から10%減の523万~538万台に収まる見通しだ」と表明している。
また、今後の見通しとして同社は、「市場が回復し始め、需要も徐々に拡大している。OEMメーカーの受注状況も正常レベルに戻っており、2009年下半期の業績は上半期を間違いなく上回るだろう」との見解を示している。
一方、Altekは最近の業績状況について、「第2四半期は依然としてOEM顧客の在庫整理の最終段階にあるが、第3四半期には出荷量が拡大すると予想している」と表明している。同社は上半期の業績を保守的に見通しているが、下半期には大きく拡大すると楽観的な予測を立てている。同社は今年に入ってから富士フィルムからの受注を獲得しており、下半期にはこうした新顧客向けの出荷が何れも開始される予定だ。
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