【台湾】 産業用・工業用PCメーカー各社、09年Q1 業績一挙掲載
2009-05-14 18:14:11
経済環境が次第に回復するに伴って、産業用・工業用PC(IPC=産業用PC、組み込みPC)産業も反発し始めている。台湾のADLINK(凌華)、Flypowers(飛捷)、ADVANTECH(研華)、AAEON(研揚)などIPCメーカー各社は、何れも第1四半期の最悪期から今期は抜け出しそうな気配だ。
ADLINK関係者は、「第2四半期に入り、景気回復の兆しが見え始めている。業績は前期を上回るのは明らかで、5月13日に日本で開催される『組み込みシステム開発展示会=ESEC2009』では、日系IPC大手との提携を発表する。今後業績に大きく貢献するはずだ」と表明している。
ADLINKでは、特にヨーロッパ、アジア地区での業績が回復し始めているとし、その中でもヨーロッパ向け通信関連製品が好調であるという。
一方、IPCメーカートップのADLINKは、「末端消費電子産業からの緊急発注が中心で、企業ユーザーの実質的な設備投資は依然として停滞したままだ。IPC産業の景況は依然として不透明で、第2四半期業績は前期比5%増の小幅成長となるだろう」と、慎重な見方を崩していない。
【ソース:】TRI 【編集者:】Edward