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【台湾】 PCBメーカー1... 
2009-05-13 16:59:46
【台湾】 五大電子メーカー各社、4月の成長率が何れもマイナスへ
2009-05-13 09:58:17
台湾電子メーカー上位5社の4月業績が明らかとなった。台湾最大の民間製造企業であるフォックスコン(Foxconn=鴻海精密)は11日、4月の営業収益が前月比8.2%減の944.07億NTドルに止まったと発表した。同社の業績は市場関係者の予測を下回り、再び1000億NTドルの大台を下回る結果となっている。更に、同社の他、「台湾五大電子メーカー」に数えられるクアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、コンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)、エイサーASUSTekの何れもが前月比でマイナス成長となっており、この数ヶ月続いてきた回復基調が一転する状況となっている。




こうした状況について市場関係者は、「年初から始まった在庫量確保に向けた緊急発注が一段落しており、緊急発注から正常発注にスムーズに移行するかどうか、第2四半期の動向を注意深く見守る必要がある」と指摘している。

台湾財務部が発表した4月の輸出金額は前月比で落ち込みを見せているが、一方でパネル、IC等の中・上流企業の4月業績は前月を上回る成長を続けている。つまり、上流では成長が続き、下流では逆に成長鈍化が進むという状況が発生している。こうした状況は、恐らく上下流での受注時間差、或いは重複発注による影響が働いているものと予想される。

フォックスコン副総経理兼スポークマンの丁祈安氏は、「電子3C産業では、PCの成長が比較的堅調である。それ以外の通信、消費性電子は前月と同レベルだが、第2四半期は業界の閑散期にあたり、その影響が作用したといえる」との見解を表明している。

今後の市場回復を占う上で、5月、6月の各社の業績状況は注意を払って観察する必要がある。

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【ソース:】TRI    【編集者:】Edward